Speakler:「線香花火」メタファを取り入れた音声メッセージの価値を高めることが可能な音声伝達デバイス

ことはなび

コンセプト:

デジタル化された音声は生の音声に比べて「雑に扱われがち」になってしまう問題があるのではないかと考える.現在では,音声をデジタル化することにより,いつでも何度でも再生可能になり,また再生速度の変更を行ったり,データを複製・編集したりすることも容易に行うことができるようになる.しかし,デジタル化した音声データは何度でも繰り返し聴くことが可能であるため,その内容が聞き手にとって重要なものであっても再生時に集中力を欠いてしまい内容が印象に残りづらいこともよくあるのではないだろうか.

そこで本研究では,この問題を解決するためにデジタル化された音声データをより丁寧に扱ってもらうことを可能にする録音再生デバイスを提案する.これを行ううえで,我々は身近にある丁寧に鑑賞されるものとして「線香花火」に着目した.線香花火は日本の伝統的な花火であり,鑑賞途中に雑に扱われると途中で火が消えてしまうため,繊細で儚いイメージがある.この線香花火の要素を音声再生デバイスに付加することで,音声データの価値を向上させることが出来るのではないかと考えた.

デモビデオ:

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発表実績(学外):

  1. 香取稜(B2),吉澤駿暉(B2),朴玟厚(武蔵美),田中桂太(武蔵美),佐藤俊樹(東工大), “Speakler:重要な音声データの価値を増大させる録音再生デバイス”, 第22回一般社団法人情報処理学会シンポジウム(Interaction2018)インタラクティブ発表(デモ), 2018年3月.
  2. 武蔵野美術大学「芸術祭2018」での展示発表(2日間)

発表実績(学内):

  1. 調布祭2018教室展示(A202号室, 3日間)
  2. UECものづくりコンテスト2018モバイルクリエイト賞受賞

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